咲いても、枯れても1~サクラ色~
恵に言うべきかな?
昨日の、こと。
私が…惚れてしまった、人。
『恵』
『ん?どうしたの?』
『私、昨日ね─…』
『ねえっ!!そこのお二人さん』
私が言いかけると、私たちに3人の男子が声をかけてきた。
あ、金髪。
金髪と、焦げ茶と、黒髪。
見事に三色。
恵がすぐに、目をキラキラさせながら話に乗る。
『同じクラスの、高橋佑馬で~す!!よろしく』
焦げ茶。
『佐々木直也です!』
金髪。
恵が明らかに目つけてるのが分かる。
佐々木くんに向かって、
『な、なおやくん?』
恵…顔赤いし。
普段の恵を、端から見たら「男を狙う」みたいに見えるけど、本当は違う。
「かっこいい」と言ってるだけの人は、本気じゃない。
本当に惚れると、今みたいになる。
ただの女の子、になる。
『そうだよ。君は?』
満面の笑みの佐々木くん。
『あ、あたし、吉永恵!!』
『恵ちゃん?これからよろしくね!!』
恵の最高の笑顔。
自分で気づいてるのかな?かなりにやけてること…。
恵が佐々木くんと話してる間、私は別に席も立たず、窓の外を見ていた。