咲いても、枯れても1~サクラ色~
『白純美ちゃん、ごめんね!!コイツは藤井海斗!!一種の人間嫌いなんだよ~』
『佑馬、うっせえよ!』
『お前、今自分で人間嫌いって言ってたじゃねえか!』
『あーもう、うるさい!!佑馬はいちいちうるさい!!』
そう言い合ってる二人はなんだか楽しそうにも見えた。
人間嫌い、って言っても高橋くんは特別なのかな?
そういうの、いいな。
『おい、なに笑ってんだよ』
『…え?』
慌てて口元を押さえる。
笑ってた…みたい…。
恐る恐る見上げて見えた、藤井くんの顔は恐かった。
冷たい目で私を睨む。
『海斗~やめろって!』
『佑馬はうるさい!!俺、コイツ嫌いだから』
初対面で拒絶。
なんだかムカついてくる。
あんたは何にも私のことを知らないくせに、嫌い?
『私こそ、あんたなんか大嫌いよ!!』
気づけば、叫んでいた。
よく考えれば私も藤井くんのことは何も知らない。
馬鹿だったかな。