咲いても、枯れても1~サクラ色~
『いつか、いつか話して?私に全て。あなたの不安も、弱さも受け止めるから』
自信なんて、無いわ。
けれど今の私には、貴方しか見えないの。
“好き”
この気持ちが、原動力。
どんな拓も、この気持ちで支えられる。
『好き……拓が、大好き』
よく思い出せば、素直に好きと伝えたことはあまりない。
裏返し、遠回しなのは、私も同じね。
『さくら、もう無理だ』
『へ?』
やっと口を開いた拓の口元は、柔らかく弧を描く。
ようやく笑ったわね。
でも、無理、って────?