初恋ドロップ
「どうしました?王子様はご機嫌ななめですかぁ」
悪戯っぽく浅野君の顔を
覗きこんでみる。
バシっ!
「いったあ~」
「軽く叩いただけだろ―が
ったく大げさなんだよ」
「浅野君そんなに王子様が嫌なの?主役みたいなものだよ!」
「そうだぞ!俺の木と交換してほしいぜ~」
彰君は相当木の役が嫌らしい・・・確かにセリフないもんね―
「しかし、駿が羨ましいよ!竹本とキス出来ちゃうんだからなあ~」
キ・・ス・・?
「劇だぞっ本当にするはずないだろ!」
そうだよ!劇なんだもん!
本当にするはずな―・・・
「するわよ!」
え?
麻理子の迷いのない
声に耳を疑った