初恋ドロップ


「どう?練習は進んでる?」


継母と王子ではシーンが違うので今は別々に練習している


「まあな、彰の木が煩い以外は結構スムーズにいってる

竹本、意外に演技上手いしな」


浅野君の言葉に
胸がズキンってする



劇が進行するにつれてキスシーンは近づいてくるのに―・・・




「良かったね!!二人お似合いだからきっと上手くいくよ!」


「―・・ありがとう」



ありがとうなんて
言わないでよ


浅野君の言葉にいちいち傷ついて馬鹿みたいだよ


でも、それ以上に


思ってもいないことを
次々喋る自分に腹がたつ


だけど、これ以外かける言葉なんて見つからないよ





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