初恋ドロップ



その言葉に頭が真っ白になった


『好きになっちゃう』


この言葉が頭の中を
ぐるぐる回る





「みんな―!
始めるから自分の持ち場に行って~!!」



「あっ!行かなきゃねっ!紗裕っお互い頑張ろうねっ」


「う、うん―・・・」



美紀の走っていく後ろ姿をボーッと見つめることしか出来ない




ポカッ!


「いたぁっっ」


「ほら?!早く自分の位置につきなさいよ!あんたは継母でしょっ」



麻理子のメガホンでの
衝撃で我にかえった



「―あ、ごめんっすぐ行くよ」



自分の持ち場に走っていく


「紗裕!!」


後ろから聞こえる
麻理子の声に振り向いた


「なに?」



麻理子は少し微笑んで
小さく、小さく呟いた


「―――。」


「え?それってどうゆう―・・・」



「じゃあ!頑張ってねぇ!!」


そう言うと麻理子は
監督席に戻っていった



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