初恋ドロップ
―・・・
いきなりの出来事でなにが起きているのか分からなかった
「あ―・・・浅野く・・ん」
気づいた時にはもう
浅野君の腕の中にいた
「お前、馬鹿だよ。劇で本当にキスなんてするわけないだろ」
「っ・・・しょうがないじゃん」
「まあ―・・そうゆうお前だから惚れたのかもな」
え?
「今・・・なんて?」
惚れた?
浅野君が私に?
「知ってた?俺、お前に惚れてんだよ。」
「う・・・そ」
「本当」
「絶対うそ!!///ぁりえないもんっからかわないでっ///」
「―証拠見せようか?」
「え―・・・」
窓の外には
キレイな秋空が広がる
夕焼けが教室に射し込む
教室が温かいオレンジに
包まれる
私と浅野君の影は
一つになった
体も心も全部が温かい
唇から気持ちが
あふれてる気がしたの
浅野君のキスは温かくて優しくて気持ちが通じ合うのが分かったよ