初恋ドロップ




ピンっ!

「いたあー・・・」

浅野君の軽いデコピンが飛んできた



「お前わざと聞いてるだろ?」


眉を歪めて、綺麗な茶色の瞳で私を睨む



バレた。



「もう教室帰るぞ!マジで風邪ひくぞ」





「あっ!まって!浅野く・・・!!?」



今までずっと「浅野君」
言い慣れた呼び方はなかなか消えない




スタスタ歩いていた足を止めて
私の方へ振り向くと



「おい」


また、睨まれた

ー・・・・










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