初恋ドロップ


私の手を握ってスタスタ歩いて行く駿。

「駿~どこ行くの?」


「お前んちに決まってるだろ。送ってく」

・・・・。
駿の気持ちは嬉しい。
私が危なくないように家まで送ってくれたんだね。

だけど、今日は・・・

今日だけは・・・

私はその場にピタっと立ち止まった。


「おい、どうした?」


「いた・・い・」


「はっ?!どこが痛いんだよっ」


バカ―・・そうじゃないよ。


「―いたい。私は・・まだ駿と一緒にいたい」


恥ずかしくて駿の目が見れないよ。

重いって思われたかな?
ふしだらな女って思われたかな?


くだらない妄想が頭の中を駆け巡った。




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