初恋ドロップ
ドキドキがうるさい。
聞こえちゃってるかも。
そっと、優しく触れる駿の手
覚悟して目をキュッと閉じた。
なのに・・・
「いいよ」
あれ?
唇に感じるはずの感触がないまま目を開けた。
「しゅ・・・ん」
ーキスしてくれるのかと思った。
「キスするかと思った?」
「っっっなぁ///」
カーッと顔が熱くなって誤摩化せない。
「悪いけどハズレ」
フッと悪戯っぽく笑う駿
「駿っっ!」
怒った勢いで左手を振り上げる。
キラッ
それは、手を振り上げたと同時に指で綺麗にキラキラ輝いた。
「しゅん〜///これ・・・」
一気に気持ちがこみ上げる。