初恋ドロップ
礼のバカ、バカ、バカ
「―ぅっどうして・・・?
私なりに考えて決めたことなのに・・・礼は絶対応援してくれるって・・・思ったっ」
「―・・・うちは市原君の気持ち分かる。」
非常階段の壁に流花の声がこだました。
「・・・え?」
「・・・一度捨てたっていうんは絶対変えられん。
捨てたんはあっちやのになんで紗裕が会いに行くん?
また、傷つくかもしれん・・・
そんな人のために紗裕が傷つくん市原君は見たくないんよ・・・」
「っぅ・・・流花までそんなこと言わないでよ!!
―っお母さんは優しいから色々事情があるんだよ!」
頭がカーっとなって止まらなかった。
怒鳴ってすぐに我にかえった。
「―・・・ゴメン私・・」
「紗裕はいいなぁ?
泣けばすぐに浅野君と市原君が助けてくれるもんね。」
「流花・・・?」
いつもの流花じゃない。
冷めきった流花の視線が私をとらえる。