初恋ドロップ
「なんか、みんな勘違いしてるみたいやね。
でも、隠しておきたいんやろ?ちょうどいいやん?」
いつもと同じ笑顔で笑う流花
この違和感はなんだろう。
胸の奥で引っ掛かる感じ。
昼休み、屋上に行くと先に駿が来て、手すりの段の部分に座っていた。
「バーカ。遅いんだよ」
いつもどおりの駿。
でも、どこか真剣な瞳に嫌な予感を私は感じた。
「紗裕、色々考えたんだけど―・・・」
手すりに腕を置き遠くを目を細くして眺める。
「―・・・やっぱり、
会わない方がいいと思うんだ」
?!
「ぃきなり、どうして?」
「お前には俺がいる。
市原だって、それに流花だっているだろ?!」
・・・・
言うことはみんな同じ。
それより
ねぇ、駿?
いつから『流花』って
名前で呼ぶようになったの?
名前なんかで呼ばないで
流花が駿の『特別』に
なった気がするよ。