初恋ドロップ


「まあっ//どうしたの!?」

保健室の先生の第一声。
そりゃ、いきなりこんなボロボロな生徒が来たら驚くよね。

保健室の先生のリアクションに納得した。

「はは。ちょっと猫を助けようとしてコケちゃって。」


嘘はついてない。
ただ詳しく事情を話すとややこしいことになりそうだから、あえて先輩たちの事については黙っていた。


「猫を助けるのに随分苦労したのね?」


「は・・い・・・。」


ごもっともです。

心の中で静かに呟いた。



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