初恋ドロップ
「まあ、言いたくないならいいわ!傷の手当てしちゃうから椅子に座りなさい。」
保健室の先生は私に気を使ってそれ以上は理由の詮索をしてこなかった。
傷の手当てをしてもらい着替えとして体操服を貸してもらった。
「どうする?あなた見た感じ一年生でしょ。入学式あと少しでおわっちゃうけど。」
「あ―・・。どうしよお。」
こんな格好で入学式に参加したって変に目立つだけだよね。
保健室の先生はじっと私を見つめて
「今の状態じゃでれそうにないわね。入学式が終わるまでここで休んでいきなさい。」
「はい。ありがとうございます・・・。」
私の気持ちを分かってくれる先生に感心した。
保健室の先生って凄いな。