ヤンキー様と秘密の恋愛♪
「生徒は教師の悪口は言わねぇだろうが!!」
的確な言い返しに、私は黙り込むしかない。
「ったく、宿題もできねぇのかよ」
私の机の上を見て、ニヤリと笑う坂上。
「わっ、悪いですか!?」
開き直ってみた。
「悪いに決まってんだろ。頭まで悪いのか?」
「なっ…!」
坂上の言葉に、教室のみんなが笑う。
「諦めなって」
皐月が笑いながら私に言った。
「でも…!」
「そうだ諦めろ」
そう言って教壇に向かう坂上。
「ムカつく…!」
私が呟いたのに反応したのか坂上が振り向いた。
ヤバ…!
「それ、無効な」
私の机を指差した。
「そんな…ヒドいっ!」
私は立ち上がった。
「ヒドくて結構」
ふっと笑って、また歩いていく。
くやしい…!!
負けた気分で椅子に座る。
「残念だったね♪」
皐月が笑った。