ヤンキー様と秘密の恋愛♪



「そんなに嫌いなの?坂上のこと」



皐月が呆れたように言った。



「大っ嫌いだよ!!」



私はノートを写しながら言った。



「どこが?」



上からの声に、私は大っ嫌いなところを話し出す。



「性格悪いし、横暴だし!頭叩くとことか!ほんとに嫌い!」



私はスラスラと悪口を口にした。



「ほぉ~?」



頭上から少し怒ったような声がした。



ん?



上から…?



私は皐月の方を見た。



哀れみの目…



ってことは!!



私はそぉっと上を見た。



「だぁれが性格悪いって…?」



眉をぴくぴくさせながら立っている長身のイケメン…



「坂上!!」



私は思わず叫んだ。



「『先生』をつけろ!!」



ベシッと頭を叩かれる。



「先生だったら普通は頭叩かないもん!!」



私は言い返した。





< 14 / 36 >

この作品をシェア

pagetop