ヤンキー様と秘密の恋愛♪
「そんなに嫌いなの?坂上のこと」
皐月が呆れたように言った。
「大っ嫌いだよ!!」
私はノートを写しながら言った。
「どこが?」
上からの声に、私は大っ嫌いなところを話し出す。
「性格悪いし、横暴だし!頭叩くとことか!ほんとに嫌い!」
私はスラスラと悪口を口にした。
「ほぉ~?」
頭上から少し怒ったような声がした。
ん?
上から…?
私は皐月の方を見た。
哀れみの目…
ってことは!!
私はそぉっと上を見た。
「だぁれが性格悪いって…?」
眉をぴくぴくさせながら立っている長身のイケメン…
「坂上!!」
私は思わず叫んだ。
「『先生』をつけろ!!」
ベシッと頭を叩かれる。
「先生だったら普通は頭叩かないもん!!」
私は言い返した。