ペンギンと黒猫
家はだんだん疎らになり

町からは少しずつ離れ

いつの間にか、海の近くの雑木林へと走っていた事に気が付いた。

(しめた!)

俺は泥棒が向かった先に向かって、大きな声で

『お隣さーーーん!』

と大声を挙げたのだ。

すると…

草の陰からお隣さんが現れ、ちょうど挟み撃ちする形に

泥棒もこれには驚いた様で
『キキィー!?』

と声をあげながら、止まれなかったのだろう。

そのままお隣さんに激突して、気を失ってしまった…
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