甘い蜜
麻理亜は、ビクッと肩を震わせる。それを横目に俺は頷いた。
「はい」
「その子がお前の大切なものか」
「そうです」
親父はじっと俺をみた後麻理亜を見つめる。
麻理亜は、少し怯えながらも頭を下げ、親父から目を逸らすことなく真っ直ぐ見つめ返していた。
「………座りなさい」
ため息混じりに言われ、俺たちは親父の横にあるソファーに座る。
「具体的には何月だ」
「………4月くらいだと思います」
「そうか………」
「これからは時間があったらこっちもするようにします」
少しずつでも出きるようにしていかないといけないからな。