甘い蜜
麻理亜は首を振る。
「私ね、信じていた……真理子さんが敬夜さんを好きって事……」
好きだから、ずっと好きだったから、例え相手にされなくても、形だけの婚約者だったとしても、それでも好き。
「だけど、公園で、はなした時、この人は違うって思った………」
それ気持ちは勘違いで、真理子さんは敬夜ではなく敬夜さんがいずれ相続されるだろう莫大な遺産目的だった。
「それを聞いたら、悲しくて、ムカついて………」
真理子さんの神経を逆撫でる事を言ってしまった。
「だからね、この怪我は自分でしたようなものだよ」