甘い蜜
しばらく無言の攻防戦を繰り広げた後、俺は小さく溜め息をついて、薬と水を引っ込めた。
「………分かった」
ぱあぁっと麻理亜の表情が明るくなる。
「飲まないなら寝ろ」
そう言うと麻理亜は大人しくベッドに潜る。しっかり毛布を被った麻理亜に、俺はニヤリと笑う。
「麻理亜」
「なに」
薬を飲まなくてすんだ麻理亜は上機嫌だ。しかし、黙っている俺じゃない。
麻理亜の名前を呼び、俺の方を見た瞬間に、俺は、自分自身の口に薬と水を入れ、そのまま麻理亜の口に口付けた。
「!?」
びっくりしている真理亜の口を無理やりこじ開けて舌を押し入れる。