甘い蜜
「麻理亜」
「………て、」
ポツリと麻理亜が何かつぶやいたようだ。
聞き取れなかったので、俺はまた床に膝をついて先程の体制に戻る。
「ん?」
「………そばに、いてほしい…」
恐らく熱のせいではないだろう顔を真っ赤にさせてる麻理亜に俺はクスリと笑った。
服を掴んでいた手を取って、空いている方の手で頭を撫でる。
「分かった。側にいるから」
「………ほんとに」
「あぁ……だから安心して寝な」
身を乗り出して俺は麻理亜の額に口付けた。
麻理亜は、ホッとしながらも離さないと言うようにぎゅっと手に力をいれた。