甘い蜜
―――――――
「………敬夜さん」
「なんだ?」
「ここは……どこ?」
目の前にある店を指差して麻理亜は聞いてくる。
どこって………
「服屋」
「じゃなくて!」
「俺の知り合いの店だ」
なにを慌てているんだろうと思いながら俺は店に入る。後ろから身を縮ませながら麻理亜が入ってくる。
「秀司いるか」
「敬夜?どうした」
ひょこっと奥から顔を出した男。
茶髪のピアスをつけた明らかにホストに見える格好。
こいつは学と同様つるんでいた奴の一人。