病んでるあの子に愛されて。
「君面白いね、ははは」


てか何この少女漫画的な展開。

美味しすぎるんですけど!!


「君、名前は?」

「アリスって言います!あの…あなた様は…」

「俺は橘勇太。ちなみに高3!」

「同い年です!!」

「え!まじっすか?」

「はいっ〇〇女子高に通ってます」

「へえ…俺は〇〇高って!俺遅刻しそうなんだった!!ごめん!行くわ!」

「え!!ちょっ待って!」

ピタリ。
立ち止まって振り向くと、彼女は泣きそうな顔で俺を見つめていた。

「ここで待ってますから」

「へ…」

「くるまでずーっと待ってます」

きゅん。

…やば。
何この美味しすぎる展開。

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