病んでるあの子に愛されて。
「でも、この赤色よりあたしの血の赤色のほうがずーと綺麗…」


そう呟く彼女の目はどこか虚ろで。

俺は更に恐怖を覚えた。
まじでやばいって、この子…!!


「どうかしました?」

俺の不自然さに気づいたのか彼女は可愛く首を傾ける。

いや、こっちのセリフだ!

とは言えず、

「別に!」

とポテトを冷静を保ち、ポテトを頬張った俺だか。


実際は…ー


(あわわわ!どうやって逃げようっ!!?)

と全然冷静なんかじゃなかった。


< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop