Could you love me? ~ツンデレ王子に恋をして~
その後も1時間ほど澪と話をしていた。
「そろそろ時間かな」
澪はこの後、彼氏とデートの約束があるらしい。
「いいなー、あたしも彼氏ほしー」
「大丈夫、ウメだってすぐ彼氏できるよ!!」
ニコッと微笑んだ澪は『恋してる』・・・って思わせるような顔をしていた。
「澪ーっ、あたしとつきあってぇ!」
「それはムリ!!」
当り前な返答に少々ガックリしながらも、あたしと澪は顔を見合せて笑いあった。
「じゃあ、今日はありがとね」
「うん!彼氏さんによろしくねー」
少し頷いて澪はいってしまった。