蒼い月

夢、そして再び・・・


「あの・・・
○○プロダクションの者ですが
お時間よろしいですか?」

「はい...?」



○○プロダクションって


通称○プロで有名な


芸能事務所じゃん!!!



「私、今回あなたの演技を見て
大変感動しました。
飛鳥さん...でしたよね?
芸能界には興味はありませんか?」

「ないってわけじゃないですけど」



興味ありませんかって....


まさかスカウト!?


あのスカウトされるかもの話、


本当だったんだ!



「それではぜひ!
わが事務所へ入って
いただけませんか?」

「え...
両親との相談もあるので
また後日でよろしいでしょうか?」

「はい、もちろんです!
ではお決まり次第ここに...」



渡された名刺には


『安藤舞』と書いてあった。


すごく緊張してカチンコチン


だけどわれながら落ち着いて


対応できたと思う。



でもどうしよう・・・


高校は晴輝と同じところに


行く予定だったし・・・


芸能界を目指すなら


東京に上京しないといけないよね。


夢も追っていきたいけど


晴輝とも離れたくない...


どうすればいいんだろ。




「ちょっと!鎌田飛鳥!」

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