【完結】先生との恋
もし、それが本当なら、あたしは最低だ。
あたしの気持ちを一番優先してくれていたのに、なんて事を言ってしまったんだろう。
……後に残ったのは、この傷と、高橋にひどい事を言ってしまった後悔。
「……大丈夫ですか?痛い?」
声のした方を見ると、高橋がこっちに歩いて来ていた。
夕方の様子見に来たのか。
痛い?
首を傾げて高橋の方を見ると、高橋が口を開く。
「苦しそうな顔してましたよ」
「……大丈夫」
一言返す。
苦しそうな顔、無意識のうちにしてたんだ。
きっと、あさみから話を聞いたから。
本当に発作を起さないようにあたしを写真展に行かせないようにしてたの?なんて、今さら聞けないけど……。
高橋は、素っ気無く返してしまったあたしの言葉なんて気にしてないのか、あたしに話しかけてくる。
「……そうですか。あ、そういえば。朝言った事、やってくれたんですね」