恋人は心の中に
どれくらい時間がたっただろうか。

「ごめんな田中」

「いいょ私たち友達でしょ」

「田中ありがとう」

「公平くんも私もいつか必ずあかねと同じ所行くしまた会えるよね。ね?」

「うん。そうだよな、じゃ帰るよ」

「気をつけてね、じゃまた明日ね」

俺は田中と別れて歩きだした。

そして夢かもしれないけど目の前が明るくなってあかねが現れた。

「あかね、あかね〜」

俺は走り出してあかねに抱き付いた。

けどあかねの体を抜けて地面に転んだ。
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