夜の女に恋をした
「俺、風俗の女とか気にしないよ。」


耳元で優しく悠嘉に言った。


そして首元にまわしていた手で悠嘉の涙を拭った。


「真斗・・・わたし・・・」


悠嘉がまた何か言いかけた時、俺は悠嘉を抱き上げた。

俗に言う、お姫様抱っこってやつだろう。


「寒いだろ。家・・入ろう。悠嘉の作ってくれたカレーも冷めちゃうよ。」


「真斗・・重いでしょ!?」


「軽いよ。」



そう言って悠嘉を抱えたまま階段を登った。


軽い悠嘉、簡単に部屋までたどり着いた。



そして玄関に入るとすぐに悠嘉を下ろし、こっちを見た悠嘉の唇にすぐ俺の唇を当てた。


後頭部を強く抱き、強引にと言ったほうが簡単に伝わるかな。


でも悠嘉もそれに応えてくれて俺たちはしばらくキスをし続けていた。



「真斗・・カレー食べるって言ったじゃん。」


クスッと笑う仕草を見せて悠嘉が言った。


「そうだった。じゃあ食べるか。ご馳走になります。」


そう言って靴を脱いで部屋に入り、食事を取ることにした。



悠嘉の作ったカレーは辛くて俺好みだった。


前に俺が辛い食べ物が好きだと言ったことを覚えていてくれてたらしい。



その一言でも俺のテンションはあがりまくった。
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