きみの世界は。


「――と言いつつ、ダーイブっ!!」


「うおっ!!!!」


まおは手を離し、
その水溜りの中に飛び込んだ。


びしゃ、
と水が大きく跳ね上がる。

それは近くにいた俺にも被害を出した。


「…うはー」
 

俺はやっとこさ
飛び散った水を拭った。

少し伸びた髪から、
水がしたたる。


またか。

油断してた、ほんと。

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