きみの世界は。

雨が作った空。

作り出された真っ青な空の
中心にまおが立つ。

空からひょこんと、
生まれてきたみたいに。


とても不思議な景色だった。

ほんの数秒間、
俺は見惚れてしまった。


しかしまおの足元の汚れが
目に留まってしまったため、

どうしても現実の世界に
戻らなければならなくなった。


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