マイスィートアフタヌーン
フレディは曖昧に笑った。

同意を示して受け入れていただくには、おそらくは年が足りていない。

ミセス・ミルトンのような人間の考えでは、新しい時代の波がそのまま若い世代の怠慢に結びつくことは必至だと思われる。


「学院がご心配ではありませんか? お戻りになられてはいかがでしょう」

「まさか! 息子を連れずに戻るだなんて」


「しかし、ただ待っていただく他には何もないのですから。費やされる無為な時間は惜しいものなのでは。学院長先生」


これはポイントを突いたようだった。

慎重に言葉を選び、さらに続けてみる。
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