雪恋〜ゲレンデで恋して〜
やっぱり告白されたんだ…。


なぜか少し冷静になれてる自分がいる。


「…知ってたよ。インストラクターやってたことも、夜ここに来てたことも。きっとそのうちのひとりの人はシンくんが好きだってこともなんとなく…」


「えっ?」


「シンくんがその人たちといるの見て、なんか辛くて頭いたいとか言ってウソついたの…」


そう言うと、


「遥、ごめんな。余計な心配かけたくないって思って言ったけど、苦しめちゃったな…ホントごめん。」


そう言って頭を下げた。


「シンくん…怒ってる訳じゃないから…頭あげて?」


「ただ、ホントのこと言って欲しかった…」


「うん、ごめん。」


そう言って顔を上げた。


「遥?遥はなんで言ってくれなかったの?」


そう聞かれ、


「こんなことでヤキモチやいて、1人でショックうけて、シンくんに聞いたりして重いとか面倒とか思われたくなかったから…だから…」


そう言うと、シンくんがそっと抱き締めてきた。


少し驚いてビクッっとなってしまった。


シンくんは離さないと言わんばかりにギュッとしてくれた。



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