雪恋〜ゲレンデで恋して〜
シンくんの腕の中はすごく安心した。


1人で悩むことなかったのかなって…
最初から言えば良かったんだ…


「そんなので、重いとか面倒とか思わないから。だからそんなふうに考えないで、小さいことでもなんでも言って欲しい。遥が大事だから遥が悲しむことはしたくない。」


ギュッとされてるから、耳元で囁かれるように言われた。


「…うん。ごめんねシンくん。ありがとう。」


「それに俺、悲しませといて言うのもおかしいけど、嬉しいよ。遥がそんなふうに思ってくれて。もう悲しませるようなことしないから。」


「…うん。」


そう返事をしてシンくんを抱き締め返した。


もうあたしはシンくんなら絶対大丈夫。信じれる。悩む心はなかった。


すごく温かい気持ちになった。


久しぶりに心が満たされたようだった。


やっぱりシンくんが大好き。


大好きだからヤキモチも妬いちゃうし、不安になるんだね。


でもシンくんなら、これからもあたしが不安になったらちゃんと安心できる言葉をくれる。そう思った。



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