雪恋〜ゲレンデで恋して〜
理由もなにも言わない。


きっと言わなくてもハルくんにはわかるんだね。あたしも愛菜のことはなんとなくわかるのと一緒かな。付き合い長いもんね。


あたしもなにも言わなくてもわかるくらいシンくんといたいな。


電話を切ってシンくんはまたギュッと抱き締めて、


「今日は一緒にいような。」


そう言ってくれた。


「でももう寝ないとな。」


確かにいつもならもう寝てる時間。


時計は夜中の2時を指していた。


相当遅くまであのベンチにいたみたいだし…


明日もバイトだし…


「そうだね…あたしここで寝るから。シンくんも明日バイトでしょ?」


そう返事をすると、


「何言ってんだよ。それじゃ一緒にいる意味ないだろ(笑)一緒に寝るの。」


そう言われ、シンくんはソファーから立って、手を引っ張られた。


「えっ?」


と言った時には、ベッドに2人でダイブ。


こんなの初めてで、固まってしまう。


「なんもしねーよ。ただギュッとして寝たいだけ。」

そう言って抱き締めてきた。




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