雪恋〜ゲレンデで恋して〜
[慎二side]


俺の腕の中で静かに眠っている遥。


おやすみと言うと、少しして寝息が聞こえてきた。


俺はというとなかなか寝つけない。


嘘をついた後悔。


好きな人を悲しませた後悔。


今までの俺ならどうでもいいような事だったかもしれない…


今回みたいなことで誤解をされて浮気と言われたら、別れるくらい普通だったかもしれない。


でも遥は手離したくなかったし、誤解をときたかった。


付き合ってまだ長くないのに、俺は遥にハマってる。


まさか遥が全部知ってたなんて思わなかった。


だから俺は、あえて不安にさせることないと思って嘘をついた。


でもそれが遥にとって辛い日々にさせてしまっていたなんて…




3日前、救護の予定がインストラクターになった俺。

急に申し込んでくる人もいるから、変更になることは普通にある。


その日も普通に仕事をこなすため、インストラクターの控え室に行った。


そこで、先輩に


「お前いいな〜。かわいい女の子達。俺なんかちびっこ達のスクールだぞ。」


そう言ってきた。


女か…面倒くさっ。



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