Smoke ♥ Kiss

フレンズ





「あいつもきっと待ってる。お前に近くにいてほしいんじゃないか?」


―――ほんとにリィはそう思ってる?

もう、あたしのことなんか嫌いになっちゃったんじゃないの?


頭の中ではまだもやもやが渦巻いてる。
でも、ちょっと薄くなってる気がする。

先生の言葉だから、ほんとにそんな気がした。



"今から緑公園にきて。西口で待ってる"



ウジウジ悩んじゃったけど、遅くなっちゃったけど、あたしの気持ち。

戻りたいんだ。
大好きなリィに近くにいてほしい。


リィが待っててくれますようにって、
意味も無くケータイに願掛けしてた。












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