Smoke ♥ Kiss
そして昼休み、
リィが言ってた「なんか」が起こる兆しが、
はっきりと見えた。
「章クン、横、いい?」
やわらかく笑う章クンに、目が離せなくなる。
先生にときめいてたのなんて、ウソ。
ウソだったんだよ。
笑い返すと、章クンがあたしの目を覗き込んできた。
???
いつもはすぐに本に視線を戻すのにな...?
「ど....したの?」
「.....」
なんだろう、いつもの章クンじゃ、ない。
「進藤先生とさ、なにがあった?」
「へ? なんで知って....」
「答えられない?」
昨日のことを思い出して、顔が一気に熱くなる。
俯いても正面から感じる、章クンの視線。
罪悪感。
答えられるわけ、ない。