Smoke ♥ Kiss



資料室から出て行こうとする工藤を、俺は引き止めた。


「お前の目的は何なんだ?」

「目的? そんなの、ありませんよ」


不敵に笑ったその目を見ていると、やはり何か狙いがあるように思える。


「鈴音のこと、本当に好きなのか?」

「好きですよ、もちろん」



悔しそうににらんでる俺と、
余裕の笑みで俺を見ている工藤。


.....明らかに向こうの方が上だった。










< 63 / 109 >

この作品をシェア

pagetop