きみに守られて
あとがき
【ほととぎす】
ユリ科の多年草。
花言葉

「秘めた思い」
「永遠にあなたのもの」



幼い頃の、腹をすかせて
おびえたようにしている
自分の姿を夢に見る。

この小説を書いてみて
はっきり分かったことが
一つだけある。

ただ母親の胸の中で、
思いっきり泣きたかったのだ。
母親に抱きしめられ、
優しくされたかったのだ。

人は、
悲しくて悲しく
寂しくて寂しくて
それだけで
死ねるのだろうか。

いろんなものにいじめられてきたような
気がする。
今でもいじめられているような気がする。
夢とか過去とかに。

今でも泣きながら目が覚めてしまう。
なんでだろう。
笑ってしまう。




きみに守られて、
強くなる。
きみに守られて、
優しくなる。
きみに守られて、
きみを、守れる。

きみたちの幸福を祈る。



ここまで読んでくれて、
ありがとう。





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