I♥DOLL
「なんだよ、急に怒鳴りだして」


『…別に、怒鳴ってなんかないし』


心臓が大きく動いてる。
あたし、きっと今耳とか頬とか真っ赤なんだろうな。
だって熱いもん。


中田に変な期待とかされたら嫌だし。
ミキが来たら誤解しちゃうかもだし。


…とにかく、この状況から抜け出そう!


『あ、あたし、先生に呼ばれてるんだ~。じゃっ』


「は?何先生?」


『…林先生…』


林先生…あたしの担任の先生。
別におかしくないよね?

担任の先生が生徒を呼び出すのなんて普通だよね?


それなのに目の前の中田は変にニヤニヤしちゃってる。
何?
なんかおかしい事言った?



「お前さぁ―」


『?』


「今日、林は出張でいないから」


『!?』


なんてことだ!

状況抜け出すどころかもっと恥ずかしい状況になってしまった!
これじゃまるであたしが変な感情抱いてるみたいじゃない!
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