I♥DOLL
「お前嘘ついてまで俺と一緒にいたくなかったわけ?軽く心傷ついたんだけど」


肩を小さく震わせて笑う中田。
そんな笑顔に思わず、あたし、胸キュン。


くそ~
こんなきれいな顔で笑うなんて反則だ。
ずるい、あたしだってこんな風にきれいな顔で生まれたかった。


「ていうか、嘘下手!」


そう言って今度はおなかを抱えて笑い出す中田。
そこまでおもしろい事ではなくない?


そんな風に笑われたらなんだか急に恥ずかしくなってしまった。


『別にそんなに笑うことないじゃん!!』


「いてっ」


中田の頭を軽くたたく。
ただ、それだけの事なんだけど。


中田の頭に触れる手前、ちょっと緊張してしまってたりした。
触れてもいいのかな?
って、不安になってしまった。



あああああ~
これじゃ、本当に中田に恋する乙女じゃないか!!


冗談じゃない、こんな腹黒男に恋しちゃったら負け!

惚れたら負け、なんて本当にその通り!
こんなヤツに惚れたら世界の終わりだよ!!


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