冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
─崎冬馬 教師生活1年目 春─
「あ?あれ?崎か?!」
「……立宮?」
ここ2、3年あまり連絡をとらなかった友人との再会だった。
「友の葬式以来だな…
お前がセンコーかよ!!…ぷ」
「うるせーな。俺頭良いんだよ!
お前こそ、家はどうしたんだよ?次期組長だろ?」
立宮香は、ヤクザの息子だ。
向こうからしてみれば、昔の崎冬馬は目の上のたんこぶだっただろう。
しかし、高校で仲良くなった2人は、族同士の喧嘩が少なくなった。
「なあ、お前、赤族とはまだつながってんの?」
ふと、立宮が崎冬馬に尋ねた。
「いや、全然。暴れすぎたしな、俺は…
今のチョーは、うまーくみんなをまとめてるよ。たしか、片岡ってやつ!
青とはまた敵対してるみたいだけどね」
「…青ね、俺らのときは、仲良くしてたのになあ?」
「俺らだったからだろ!」
2人は、久しぶりの会話を楽しんだ。
立宮は驚いていたが、崎冬馬と一緒に過ごすことに、とても喜んでいた。