玩具。
ねぇ、神様。
どうして結胡にこんなに試練を与えるの?
人間は平等なんでしょ?
おかしいよ、こんなの。
私の目の前に、今とても苦しんでる子が居るんだよ?
どうして助けてあげないの?
結胡はいつもみんなに優しくして、自分は損してるんだよ?

どうして?

なんで?

ねぇ、神様。
本当にいるなら、今ここで苦しんでる結胡を助けてよ・・・・・・。


「ごめん・・・・・結胡・・・・・俺・・・・。」

私の思いは神様には届かなかったの?
それとも、神様なんていないの?

「酷い・・・・・ひどいよ・・・・春のこと信じてたのに・・・・・・。」

結胡は手を振りはらって店を出て行った。

「酷い・・・・・ひどいよ・・・・春のこと信じてたのに・・・・・・。」

それだけ言うと結胡は店を出て行ってしまった。
春君もそとにでた。

「結胡っ!!!!!」

呼ぶだけなの・・・・・?

「酷いよ・・・・・春君。結胡のこと、少しは考えてあげてっ!!!」

結胡、凄く傷ついたんだよ?

「ねぇ、春君。結胡を追いかけてあげて!!」


「・・・・・・・・いいんだ。瀬戸さん・・・・。」


――パチンッ――









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