【短】愛鍵。
まこちゃんと早く話したい。
まこちゃんの胸に抱きつきたい。
今、この恐怖を消してくれるのはまこちゃんしかいないもん。
あたしは学校の授業がすべて終わるとそのまま真直ぐまこちゃんの家に向かった。
合鍵は結局返してもらってないけどそのままそこら辺をウロウロしてるのはあまりにも怖いし。
スーパーにもいけない。
それでもまこちゃんに会いたいから、あたしはまこちゃんのアパートの玄関の前で体育座りをして待っていた。
だんだんと暗くなっていく夕焼けの空を眺めていた。
その時、コツコツと階段を上ってくる足音がして俯いていた顔を上げて階段の方を見た。
・・まこちゃん?
一気に喜びが体中に広がって、あたしはさっと立ち上がった。
・・・でも
目の前に立った男の姿にあたしの体はピシッと音を立てたように固まった。
「紗代ちゃん、ここにいたんだあ」
不気味な口元が印象的な不気味な笑顔。
・・・ナツキ、だ。
まこちゃんの胸に抱きつきたい。
今、この恐怖を消してくれるのはまこちゃんしかいないもん。
あたしは学校の授業がすべて終わるとそのまま真直ぐまこちゃんの家に向かった。
合鍵は結局返してもらってないけどそのままそこら辺をウロウロしてるのはあまりにも怖いし。
スーパーにもいけない。
それでもまこちゃんに会いたいから、あたしはまこちゃんのアパートの玄関の前で体育座りをして待っていた。
だんだんと暗くなっていく夕焼けの空を眺めていた。
その時、コツコツと階段を上ってくる足音がして俯いていた顔を上げて階段の方を見た。
・・まこちゃん?
一気に喜びが体中に広がって、あたしはさっと立ち上がった。
・・・でも
目の前に立った男の姿にあたしの体はピシッと音を立てたように固まった。
「紗代ちゃん、ここにいたんだあ」
不気味な口元が印象的な不気味な笑顔。
・・・ナツキ、だ。