俺様ヤンキーと秘密の1週間☆
「こら、灰梨!早く来い!!」
晴羅ちゃんに叫ばれ、灰梨はため息をついた。
「仕方ねえな…明梨、明那ちゃん貸せ」
「え?」
キョトンとしてる間に灰梨は明那を抱っこした。
「あ、危ないよ!!明那暴れるし!!」
明那を抱っこできるのは私とお母さんと碧兄だけなんだから!!
「何言ってんの?俺に出来ねぇことがあるわけねぇだろ」
クスッと笑う灰梨。
「にぇらろ~♪」
明那はニコニコ笑って灰梨の真似をした。
「う、嘘!有り得ない…!」
明那が知らない人に抱っこされて笑ってる!!
しかも、男なのに…!!
明那は男嫌い。
父さんが抱っこしても泣くのに…!!