支配者
「言うなぁ!」

人が歳を気にしていることを知っているクセに!

「…見た目小学生の女は不気味だ。でも泣いているお前も不気味だな」

「ダブルパンチはやめてよぉ! 失恋したばっかなんだからぁ!」

「「失恋?」」

ソウマとマカの声が重なった。

「あっあの一族の人を好きになっちゃって…。でもバレちゃって!」

「…最初から言え」

―その後。

ソウマに紅茶を淹れてもらい、飲んで落ち着いた。

そして二人にアオイのことを説明した。

「…はあ。相変わらずあの一族は、支配力が強いな」

「そうですねぇ。我が血族まで従わせようという気は、正気ではまずないですしね」

「そっちに注目しないでよ!」

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