クロスロードラヴァーズ



「話は合ってるはずだぜ、相棒?“相棒が嫌がるならキューピッドはしねえ”なんて言った覚えは無えからな。」


「くっ……はめられたか。」


聖河は、悔しそうに目を伏せて口を歪ませる。



「そういうことだ。諦めな、相棒。そんで、楽しみにしてろ。俺様が春を連れて来んのをよ!」


「……春が来るには早いぞ、時神。今はまだ秋だ。」


「ものの例えじゃねえか。いい加減、石頭をスライム頭ぐらいに柔らかくしとけよ。」


「……スライム頭?なんだ、それは?」


「聞く前に調べろっつっただろうが。じゃ、俺様は報告に行ってくるぜ!よっ……と!」


考え込む聖河にそう返し、火槌はブリッジをするような体勢から一気に立ち上がる。
< 123 / 230 >

この作品をシェア

pagetop