クロスロードラヴァーズ
「話は合ってるはずだぜ、相棒?“相棒が嫌がるならキューピッドはしねえ”なんて言った覚えは無えからな。」
「くっ……はめられたか。」
聖河は、悔しそうに目を伏せて口を歪ませる。
「そういうことだ。諦めな、相棒。そんで、楽しみにしてろ。俺様が春を連れて来んのをよ!」
「……春が来るには早いぞ、時神。今はまだ秋だ。」
「ものの例えじゃねえか。いい加減、石頭をスライム頭ぐらいに柔らかくしとけよ。」
「……スライム頭?なんだ、それは?」
「聞く前に調べろっつっただろうが。じゃ、俺様は報告に行ってくるぜ!よっ……と!」
考え込む聖河にそう返し、火槌はブリッジをするような体勢から一気に立ち上がる。