クロスロードラヴァーズ
「うげっ……そんなことまで知ってるのかよ。俺、兄貴のことがマジで怖くなっちまったんだけど。」
颯真は苦笑いしながら肩をすくめた。
「俺様は学校に通ってるわけでもねえし、将来の夢は社長になることって決めてたからな。彼女も居ねえし……社長に向いてる条件ってのが、揃いまくってんだよ。わかったら、今日はもう部屋から出て行け。」
「ああ、今日のところは諦めるさ。また話し合いに来るからな、兄貴!」
「……来るなよ。」
嫌そうに口を歪めた火槌に、起き上がって笑顔でじゃあなと言ってから颯真は退室した。
再び静かになった部屋で、火槌はフウと息を吐きながらベッドに倒れ込む。