キスの魔術師
「んで、たまに電話とかしてるんだけど、向こうに住んでるから英語話せるじゃん?」
『まぁたしかに…』
「だからたまに、わざと英語で話しかけてくるんだよ」
……恭介のお父さんは、陽気な方かな?
「それで、小さいころから俺も英語をはなしてたのもあるし、1番は英語を優雅に話す父さんがかっこいいって思ったんだ」
『へぇー。たしかに、かっこいいって思う』
「だろ? だから俺、英語好きだし、得意になりたいんだ!!」
そのとき、恭介の夢がわかった気がした。
『……もしかして恭介…………』
「…………ははっ、わかった…?」
『…え……、あの………え…』
「いやいや、そんなに動揺しなくても」
『…ほんとに? あたしが思ってること言うよ?』
「…どうぞ?」